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「…………」
何を話せばいいのかわかったものではない。
(……僕って、本当に小心者だな)
(もしも真島君や瀬川さんが同じ状況に陥ったら、僕とは全く違う反応をしそうだな)
……こうしていても始まらない……
瀬川さんのように頭が切れるわけじゃないし。
真島君のように行動力がある訳ではないのだから。
僕は愚直に失敗を繰り返すしかない。
……偏見の眼で見られるのは慣れている……
決意すると、総司は切り出した。
「そうそう、翔子ちゃん」
努めて明るい声を出す。
前だけを見据えて、翔子の方は見ていない。
家族のように、彼女が総司を変人扱いする眼を見るのは嫌だからだろう。